今年のハロウィンの夜は、「ブラックムーン」!
特別な新月の日が重なります。
死者が蘇るハロウィンの夜に「ブラックムーン」って、なんだか神秘的ですね。
「ブラックムーン」とは、1カ月に2回新月が起こるときの2回目の月をいいます。
確率的にとても珍しい天体事象で、今回の「ブラックムーン」は約2年半ぶりになります。
前回の記事で、この時期に「ブラックムーン」が導かれる宇宙の流れを紹介したのですが、実はこの日が10月31日=ハロウィンだということにも意味がありそうです。
ハロウィンは、もともとケルト人のお祭りで、「ソーウィン(サウィン)」と呼ばれていました。
古代ケルトでは、1年のはじまりを11月1日とするので、10/31の夜は大晦日にあたります。
この特別な10月31日の夜には、祖先の霊が家に帰ってくるとされていたのですが、一緒に悪い精霊や悪い魔女などがついてきて、子どもに悪さをしたり、作物を荒らしたりする困った日でもありました。
そこで、悪霊たちを追い払うために魔よけの火をたいたり、仮面をかぶったりしたのがハロウィンの起源になります。
今のハロウィンにも受け継がれている「ジャック・オー・ランタン」や、仮装の風習はここからきているのですね。
ここで注目したいのは、「ソーウィン」は死者がこの世に戻ってこられる特別な日だということです。
死者や悪霊などの住む霊界と、この世との見えざる扉が「ソーウィン」=ハロウィンの夜には開くのです。
「魔界の蓋が開く日」というと、悪いイメージを抱くかもしれませんが、霊界との境界線がゆらぐ日なので、神々や天使などスピリチュアルな存在ともつながりやすくなります。
だからこそ「ソーウィン」(=ハロウィン)は、魔女たちが特別な魔術をする儀式の日でもありました。
呪い(まじない)や占いなども10月31日は、威力を増すといわれています。
そのハロウィンの日に、2016年の今年は神秘の新月「ブラックムーン」が重なっているのです。
しかも10月31日の新月「ブラックムーン」は、蠍座で起こります。
蠍座は、それこそスピリチュアルの世界を象徴する星になります。
「霊性をつかさどる星」(=蠍座)で起こる「ブラックムーン」、それがスピリチュアルな感覚が高まる日のハロウィンと重なるのは、すごいことです。
新月の日には、願い事をすると叶いやすいといわれています。
今年の10月31日は、「ハロウィン」×「ブラックムーン」の相乗効果で特別な効果が期待できるでしょう。
新月の願い事をするには最強の日が、もうすぐやってきます。
さぁ、月に何を願いましょう?